スクラップがこの先生き残るには

辛い環境です。こんにちはトラップスタンです。

Twitterで普段から書いているようなことばかりですが、最近思うところを書き残していこうと思います

1.スクラップの個性
2.スクラップを使う上でのファクター
3.個人的なスクラップの構築履歴

1.スクラッ…



辛い環境です。こんにちはトラップスタンです。

Twitterで普段から書いているようなことばかりですが、最近思うところを書き残していこうと思います


1.スクラップの個性
2.スクラップを使う上でのファクター
3.個人的なスクラップの構築履歴



1.スクラップの個性


突然ですが、

スクラップを使い続けるメリットとは?

今ははっきり言ってありません(マジで
今使っている人はよほどスクラップが好きかスクラップしか使えないかのどちらかでしょう。ちなみに俺は後者です。ほかのデッキ使えまへん。

環境外でキメてやるぜ★みたいなアウトロな体勢で使ってる人もいるかもしれませんが、果たしてキメられるのか甚だ疑問です。俺はキメられませんでした★
同じパワー低いデッキでも、どうせならナチュルだとかメタ要素を積めるデッキにしたほうがチャンスあるのかなあと感じたり。まあ使ったことないですけど。


さてここまでは愚痴ですが、今回の話の核でもあります。
スクラップに限らず、デッキを一つ握るのであれば、それなりに納得のいく使う「理由」が欲しいところです。

スクラップが好きだからそれが理由だ!!弱いからってなんじゃ!!
これも多いに結構でしょう。俺だって好き以外に理由はありません。

ただ、この場での「理由」とは、ゲームプレイの中で合理的なメリットに繋がるものを指すことにします。
つまり、他のデッキよりアドバンテージを獲得することができたり、特定の動きによって難易度の高い回答を要求できること等です。

その視点で、
ではスクラップには何ができるのか?
ヒーローには出来ない、ネクロス、テラナイトにも出来ない、同じシンクロテーマである竜星にも出来ない、明確な個性が必要です。

だって同じことしかできないなら、わざわざパワー低いデッキを使う必要ないですもんね。俺はそう思います。


このような意味で、スクラップにしかできない事とは、俺はこの2枚のカードに尽きると思います。


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スクラップツインドラゴン
星9/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2200
「スクラップ」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に存在するカード1枚と相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して発動する事ができる。選択した自分のカードを破壊し、選択した相手のカードを手札に戻す。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

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スクラップドラゴン
星8/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分及び相手フィールド上に存在するカードを1枚ずつ選択して発動する事ができる。選択したカードを破壊する。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。


どちらも打点、除去力ともにハイスペックであり、破壊時の蘇生効果により、除去手段が限られます。その意味で、相手に要求する回答の難易度も申し分ありません。(ホープぅ?カステルぅ?なぁにそれぇ)

スクドラは出しやすく小回りの効くカードで、下級除去からバック破壊まで手広く仕事します。
ツインドラは相手の2枚のカードをバウンスするため、主に前面のエクシーズを退けたり、バックをまとめて戻すなどワンキルに貢献します。


ことツインドラに関してはスクラップチューナーでしか出せず、30打点で除去持ちというと汎用カードではエン魔竜くらいしか存在しません。
エン魔竜はノーコストの代わりに攻撃力制限、除去対象の制限を持つ面で、両者の住み分けはハッキリと出来ており、その意味でツインドラは「スクラップならでは」を体現しているカードと言えるでしょう。


余談になりますが、攻撃力0で戦闘破壊されないスクラップゴブリンや、特殊召喚時に自分の場のスクラップモンスター以外を全破壊するスクラップサーチャーを、スクラップゴーレムの効果で相手の場に出すコンボもスクラップ特有の動きとして存在します。
この動きを軸として構築される型も存在するようですが、個人的にはこれらはあくまで特定場面での突破手段の一つに過ぎず、スクラップの個性とは言えないという見解でこの場では進めます。





2.スクラップを使う上でのファクター

さて、スクラップドラゴンやツインドラゴンを個性に据えるなら、シンクロ素材の揃えやすさがデッキとしてマストな要件ですね。

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スクラップキマイラ
星4/地属性/獣族/攻1700/守 500
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたチューナー1体を選択して特殊召喚する事ができる。
このカードをシンクロ素材とする場合、「スクラップ」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できず、他のシンクロ素材モンスターは全て「スクラップ」と名のついたモンスターでなければならない。

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スクラップビースト
チューナー
星4/地属性/獣族/攻1600/守1300
フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された場合、バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、「スクラップ・ビースト」以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。


墓地にビースト、手札にキマイラがいれば、アドバンテージを損なうことなくスクラップドラゴンを出すことができます。

スクラップビーストを墓地に落とす手段は以外と限られており、皮肉にも純構築であればあるほど、
・ハルベルト特殊からのビースト召喚→シンクロ
・ビースト召喚からのスクラップスコール→キマイラ回収
などといった手札ないし召喚権の消費に頼ることが多く、ここをどう上手くやるかが他テーマとの混合構築を取る上での腕の見せ所でもあります。

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スクラップスコール
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、カードを1枚ドローする。その後、選択したモンスターを破壊する。


さて、上記の二枚だけではツインドラゴンを出すことができません。
そこで必要となるのが、スクラップゴーレムです。

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スクラップゴーレム
星5/地属性/岩石族/攻2300/守1400
1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル4以下の「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択し、自分または相手フィールド上に特殊召喚する事ができる。


レベル5にしてしまったのが時代遅れ感を拭えないカードですが、そのおかげで同名縛りなく1ターンに何度でも効果を使うことができ、ビーストを釣り上げてツインドラゴンを出すことができます。

また、スクラップドラゴンやツインドラゴンが相手により破壊された場合の蘇生効果が活きるのはこのカードが墓地にいてこそであり、再度ビーストを釣り上げることで2体目のツインドラゴンや浮鵺城を出すことができます。

極めて扱いが難しいのにも関わらずスクラップファクトリーのリリースをプレイヤーが待ち望んだ理由はこのカードのためであり、他にも手札から切るための手札抹殺や召魔装着を入れている構築も多いことから、いかにこのカードを墓地に置いておくことが強力かが伺えます。

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スクラップファクトリー
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の「スクラップ」と名のついたモンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、自分はデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。「スクラップ・ファクトリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


***

ここまでに挙げたカードにより、ある程度「スクラップらしさ」を持つデッキは組むことができます。
あとはどこまで「スクラップ」というカード名に拘るか。
残念ながらBFやテラナイトのようにテーマ内のカードで固めるほどに強くなるタイプのテーマではありません。サポートのなかで強力と言えるのはスクラップスコールくらいであり、余ったスロットは汎用モンスターなどに頼らざるを得ないところがあります。

数少ないCS入賞経験のあるスクラップデッキはいずれもライオウやサイバードラゴンを入れた昔ながらのメタビート型です。
プレイヤーが都度都度独自な構築を作っては崩し頭を悩ませているのも、強い(=環境への対応力が高い)スクラップの構築がメタビート型以外提示されていないからであり、その意味で未完成のテーマと言えます。





3.個人的なスクラップの構築履歴

最後になりますが、俺がこれまでに作っては崩してきた(爆笑)スクラップのデッキタイプをいくつか紹介して、この記事を終えようと思います。何かのヒントになればいいのですが…


・純スクラップ

AF先史遺産が流行した頃に使用。AFに対してスクラップが好相性な点と、スクラップファクトリーのリリースが同じパックであったことが使用理由です。この頃はみんなファクトリーを採用していたと思います。

どこまで行っても最後に立ち戻るのはこのデッキタイプであり、ハルベルトやジュラゲド、トリッククラウンなどのリリースにより純構築の中でも幅を持たせられるようになってきた印象があります。

血の代償、レドックスの禁止により展開力が著しく低下したほか、地属性に縛る理由がグランソイルくらいになり方向性を見失いかけているのが現状です。


・ハルベルトリオンスクラップ

シャドール黎明期の頃に使用。
純構築とメタビート型を足して2で割った感じで、先行でも後攻でもアドバンテージを獲得できることをテーマに構築しました。当時はテラナイトも多く、いかにして後攻ハルベルトトリオンでデネブを叩いてからラプソディで除外するかという動きに拘っていたような気もします。
当時のシャドールにはそこそこ強かったのですが、神の現し身との接触のリリースによりハルベルトや奈落が機能しなくなったため解散。


・カオススクラップ

セプスロシャドール環境にて使用。
当時はセプスロを止めるモンスターがライオウくらいしかなく、ショックルーラーモン宣言や魔法宣言により一瞬で詰みに持って行かれる場面も少なくなったため、回答としてスクラップと親和性の高い白黒竜と邪帝ガイウスを採用。ライオウとガイウスの強さは想像以上でした。
白黒竜の爆発力の代償として事故率が高く、ガイウスに頼りっぱなしな点も当時の自分としては気に入らず解散。


・竜星スクラップ

セプスロ環境〜クリフォート台頭頃にて使用。
セプスロの回答として激流葬を強く撃てるデッキを模索していたほか、シュンゲイビーストで簡単に出すショウフクの強さに着目しました。
竜星との相性は上々で、スクラップスコールに竜星の具象化が反応します。また、構築後に編み出したビシキドゥローレンによるスキルドレインのバウンス→キマイラ効果→スキドレ再セットのコンボは対応力が高く自信作でした。
どうしてもスクラップモンスターが減るため、親和性を持たせるためのスクラップスコールが腐りやすくなった点と、スキルドレインをもっと強く撃てるクリフォートの台頭により立場が辛くなり解散。


・オノマトスクラップ

スクラップお遊び編①。ネクロス黎明期にて使用。
ネクロスには勝てないと踏んで前から気になっていた構築で遊ぼうと組んだのがこれ。
オノマト要素としてハルベルトの代わりとなるドドドバスターと、直接攻撃に反応して手札から出せるガガガガードナーを採用して、展開力補助に。ドドドを切って2ドローできるドドドドローによって回転力を高め、最後はグランソイルでフィニッシュというコンセプトです。カードカーDを入れていることからもいかにネクロスを捨てていたかが分かります。
気になる方は以前の専用記事があるのでどうぞ。


・ぶっころスクラップ

スクラップお遊び編②。2015年初頭〜3月頃まで使用。
友人が組んだ罠0、デステニードロー、融合解除による高速回転を実現したブン回しヒーローに惚れ込み、同じ動きをしようと作ったのがこれ。
スクラップゴーレム→XXセイバーガトムズの擁立に懸けており、レドックス、死者蘇生、ソウルチャージ、シンクロキャンセルでの蘇生により浮鵺城を連打して相手のハンドを刈り取る展開や、手札抹殺や断殺でデッキを回転させてグランソイルでワンキルするなど、スクラップでできる強い動きをふんだんに取り込んだ構築です。
今となっては罠を0にする必要もなかったかなと思いながら、レドックスの禁止をもって一旦崩しました。


・蛮族スクラップ

スクラップお遊び編③。2015年4月召魔装着のリリースをもって使用開始。
レベル5戦士族のチューナーであるスクラップソルジャーと、召魔装着から出せる魔装戦士ヴァンドラを蛮族の狂宴により並べ、ランク5エクシーズやアルティマヤツィオルキンを出そうという構築。
手札を切って発動する召魔装着は場面によって強くも弱くもなり、モンスターの数を増やせばその分罠が薄くなるというジレンマを抱えながら、なかなか大会レベルにまでは練り込めず止まっている状況。ヒーローが減れば多少マシになるかもしれませんね。


・魔装スクラップ

2015年4月召魔装着のリリースから少しだけ使用。
テラフォーミングをスクラップファクトリーと共用できる召魔装着に注目し、ドラゴディウスと共に採用。
戦士族魔法使い族ドラゴン族の攻守が300ポイントアップするため、ハルベルトやカイクウがかなり強くなる点も魅力でした。
構築の仕方によるとは思いますが、展開すればするほど手札が減ることや、魔装と相性の良いカードがいずれもスクラップに直接活かされるものではなく、どうにもクラウンブレードの劣化というイメージを拭えないまま、大会でぼこぼこにされたのを機に解散。
もう少し練れるとは思います。


・シャドールスクラップ

2015年4月から使用中。
ネフィリムの禁止からシャドールのメタが減少したことと、ミドラーシュの緩和によりビーストとシンクロしてツインドラにしやすくなった点に注目しました。
スクラップ要素はゴーレムキマイラビースト程度に収めて、融合でうまくビーストを墓地に送りながらキマイラビーストでスクドラを出す形です。
単体のカードパワーをシャドールに頼り、地属性要素をスクラップで補填することで両者にメリットのある構築にしたいなあと進めています。



そろそろ制限改定なので、とりあえずヒーローとネクロスが消えるといいですね!!!
それでは。